-実体験があるからこそ、お客さまへの説明もリアリティがありますね
社長:そうですね。
体験したからこそ、どのような変化があったのかということをお話しできることは大きいと思います。
これは、私たちの仕事のポリシーにもつながることですが、お客さまのお役にたてそうな製品やサービスについては、その機能や誕生のバックボーンに共感し「これは是非とも自社やお客様の課題解決に活用したい!」と思ったら、とにかく購入(申し込み)をし、自分自身がとことん使い倒してみます。その製品やサービスのことを深く知るとともに、どのような活用方法があるのか、お客さまがご利用される際のメリットは何なのかをまずは自分たちが体験することを大事にしています。体験しないとお客さまへの説明もできないですよね。
その製品がお客様の課題解決のお手伝いに寄与すれば、これほど嬉しい事はありません。
-貴社の特徴のひとつにマルチベンダーであることも上げられますが、お客さまにとってそれはどのようなメリットがあるのでしょうか。
社長:まず、「マルチベンダー」とは特定のメーカーの特約店ではなく、色々なメーカーの商品を取り扱う事が出来るという事です。
メーカーの強みは、「自社製品に対する圧倒的な商品知識と提案力、価格対応力」だと思っています。しかし、DXが少しずつですが浸透してきた事により、あるメーカーの製品だけでは解決出来ない課題も複数のメーカーの製品を組み合わせる事によって解決出来る時代になってきました。
これは、我々営業のご提案の幅が広がる事を意味し、「特定の商品の知識」という「モノ」ありきの考え方ではなく、「お客様の課題をどの製品を組み合わせれば解決出来るか」という「コト」ありきの考え方にシフト出来るという事だと考えています。
課題に合わせて、解決するための最適な製品をご提案できるということは、お客さまにとっても大きなメリットです。
そしてそれはITの世界だけではなく、オフィス空間を考える上でも同じ事が言えると思います。エントランスから商談スペース、ワークスペース、コミュニケーションスペースなど、同じオフィスの中でもそれぞれ違う役割を担う様になってきていますが、お客様のお考えでそれぞれのスペースへの力の入れ方は異なると思います。そんな時には、アスクルの幅広いメーカー、価格帯の品揃えが効果を発揮すると思います。